〜コンプレックスと自己肯定感〜
最初にお伝えしておくと、今回の内容は少し長くなるので、いくつかの記事に分けて投稿します。
今日は第一弾、「コンプレックス」と「自己肯定感」について。
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あるとき知り合いに、
「そんな風にしてて、なにを目指してるん?どうなって欲しいん?」
と聞かれたことがあります。
一度だけ子どもを連れて遊びに行ったときのこと。
その方は、私の子育ての様子を見て、こう言いました。
• 車の中で英語のCDをかけ流していた
• 口にちゅーはしない(ママとも)
• テレビはスクリーンタイムを意識して見せている
この3つに対して、いろいろ言われたのです。
その方は50代で、お子さんはすでに中高生。
「うちは小さいころ、ちゅーしまくってたわ〜そんなやり方してたらいつかお母さんと同じ鍋はつつきたくないとか、同じ飲み物飲みたくないとか言われるわ!」
「今どきの親の子育ては間違ってる」
「テレビ見まくってても集中力ある子おるやん」
そんな感じの話をしていて、
今の子育て世代や若者に不満が沢山あるような言い方をされていました。
虫歯菌がうつるからちゅーや同じお箸はダメ、というのはその方のお子さんの世代では常識だったはずだし、少し見ただけで「今どきの子育ては…」なんて、何を根拠に言えるのかと思いました。
スクリーンタイムを気にせずテレビを見せる方がいい、という主張にも、正直「何言ってんだろ」と感じました。
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私はいつも思うのですが、
世界中の専門家たちが研究を重ねて発信していることや、WHO(世界保健機関)が推奨していることを取り入れるかどうかは、各家庭の自由です。
でも、それを真剣に考えて取り入れている親を真っ向から否定するのは、いったいどんな経験と根拠があるんだろう?と。
子どもを放置するような親ならともかく、
子どものために調べて、考えて、試している親のやり方を「おかしい」と断言できる人がどれだけいるのか。
私はそう思っています。
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…と、まあ色々と思うところはありますが☺️
このとき改めて、
「私が子どもにどうなってほしいと思ってるのか」
を整理してみるいい機会だなと感じました。
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私が子育てで大切にしていること
「いい大学」「いい会社」といったことは、私の中では目標ではありません。
もちろん、社会のルールを守り、良識ある判断ができる人間であることは大前提。
そのうえで私が大切にしているのは、以下の4つです。
• 心身ともに健康でいること(肌や歯なども含めて)
• ストレス耐性をつけ、生き抜く力を持つこと
• 自己肯定感を持ち、自分の機嫌を自分で取れること
• 将来を考えるときに、選択肢を広く持てること
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私は、どんなことも「自分にはできない」と隠れてしまうようなコンプレックスは、少ない方がいいと思っています。
たとえば私は泳げないし、跳び箱も鉄棒も苦手。
5人きょうだいの家庭で、できるようになるまで練習に付き合ってくれる人はいませんでした。
さらに、年の離れた姉からは記憶に残る幼少の頃から
「お母さんたちはもう変われない。あんたが変わりなさい。大人になりなさい。」
と言われ続けていて、いつの間にか“しっかりした大人”を演じるようになっていました。
できないと言えば笑われたり怒られたりする環境だったから、
「できないこと=恥ずかしいこと」だと思い込むようになっていたんです。
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だからこそ、私は娘にはそうなってほしくない。
小さなうちは、大人の手助けが必要です。
鉄棒の練習だって、公園に連れて行ってくれる人がいないとできない。
水泳だって、プールに連れて行ってもらわないと始められません。
「できないことは恥ずかしいことじゃない」
「一緒にやればできるようになる」
その経験を、少しずつ積み重ねてほしいと思っています。
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スイミングに通っているのも、おうち英語をしているのも、
“早期教育”が目的ではなく、一緒に学んでいくためです。
いきなり「せーの!」で始まっても、
「できない」「嫌い」「苦手」になってしまってはもったいない。
だからこそ、「学ぶことって楽しい」「自分はやればできる」と思えるような環境を作りたい。
その中で、
「ひとりでもできた!」という小さな成功体験を積み重ねていってほしい。
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私は、そういう経験の積み重ねこそが
自己肯定感やストレス耐性、そして“生き抜く力”につながると思っています。
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長くなるので、第一弾「コンプレックスと苦手意識編」はここまで。
次回は「容姿のコンプレックス」について書きます。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
今日も頑張っているみなさん、
あしたも一緒に頑張ろうね。
私も頑張ります🌷


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